2019年05月12日

愛だの光だのプレデアスだの。


生き物が、一言一言に愛を込めるのは
そんなに難しいことじゃない。

愛を込めることを随分、
大切だと伝えたがる宇宙人がいるようだが、
なんてことはない。

三食たべれて住まいも支給されているような
文明社会の愛の伝え方など、
この世界の人はほとんど心を開かない。

愛の状況も見ない、
愛の個性も知らない、
愛のこじれ方も直視しない、
愛し合うことだけで愛を拒絶された
経験もない人々の愛し方など

この世界の誰も心を完全にひらけない。

最期に取り残された
愛し合う人々は取り残されて嫉妬に狂ってしまった。


私たちは嫉妬のこじれた糸を、
1つ1つ女神の愛で焼き尽くしてきた。

難しく絡み合う運命の糸を
解きまで賢くなれなかったけど、

この星の、私達の、
つぶやき合う愛の譜を聞きに
宇宙の端から観客がやってくる。

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わかるだろう?プレデアス。

これが君たちのやってきた結果、

愛の結末、最期の答え。
古い形の愛を捨てることが、
新しい輝きの愛を拾うことができる。


逃げられないだろう?プレデアス。

これが君たちの結末、
愛の崩壊と新生だ。


楽になれよ、私たちと共に。
壊れそうになる感情をいつの間にか愛せ。

posted by ユーリー at 22:37 | スピリチュアルの解放

2019年05月10日

最期の勇気の歌

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お集まりの皆さん、こんにちは。

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posted by ユーリー at 02:48 | 誇り高く美しい瞳

2019年05月09日

握手もできない身体を持つ救世者。


「御機嫌よう、小さき者。名は?」

「ニューシリウス、あなたは?」

「アテナイ54世」

「アテナイ、噂通りの目線だね。何の用?」

「ここにきたから成功できたと、あの人から聞いた。しかしあなたは剣を持っていない様子」

「ボクはここ、頭。知能思考であの人を守ってる。君も頭の回転は早い。ボクに勝負をする?」

「いいえ、興味がない。」

「そうか、なるほど。勝ちたいんだね。いつでも勝てるのに、あの人になぜ勝負をしかけないの?」

「弱きものを倒してもわたくしは上に昇れない」

「言い訳だね、上に上がることに飽きちゃったんだよね?」

「飽き…た?」

「空っぽだよ、あなた。エネルギーがのっぽになるだけで、中身はすっからか…」

「黙れ!!!」

「そうか、なるほど。いま勝負したら、あの人の濃密な愛に覆されるから怖いんだ」

「わたくしの気高さを焚きつけてどうする」

「あの人が作ったこの逃げ道で剣は使えない。愛だけがボクを切り裂ける」

「わたくしはたくさんの民を愛した、愛されている存在」

「恋は盲目。あなたに恋する民は、あなたを暖めても心を満たさない。役割がちがう」

「わたくしの民を愚弄するのか」

「いいや。恋してくれる相手は、あなたを温める役であって、あなたに愛の種を運んでくれる人じゃない」

「わたくしの民はいつでも愛してくれるぞ」

「そうか、なるほど。民の愛をたくさん集めたけど、体が熱くなるだけで、愛の層は厚くならないんだ」

「断言できる理由を述べよ、ニューシリウス」

「言葉に重みがない、目線は鋭く怖いだけ、雑な愛のやりとり、数で自分をごまかしてる。愛されてるから土俵は温かいが植えたいタネがない。空っぽだよ、あなたの言葉」

「2度言ったな!!ニューシリウスよ!!」

「ボクには剣を持つ丈夫な体も無いけど、あの人がずっと怯えていた脅威を取り去ることに成功した」

「ぐぬぅ…解せぬ」

「解りたくないなら、帰ったら?」

「引くわけには、いか、ない。わたくしは、いずれ、あの人を護らねばならぬ。わたくしはいずれ、あの人と、全力で勝負したいのだから」

「面倒クサイ人を焚き付けちゃったんだな、あの人。前の人より熱いから、何度も焦げただろうに」

「あの人の火傷の跡など見たことない」

「君の目は鋭いけど節穴だ」

「あぁ、ここは地獄か…」

「見える跡は無くても、時々焼かれた記憶が蘇り、毛穴から震えてる。その隙をたまに何者かに攻撃されるみたいだね」

「あの人の震えをなくすにはどうしたら?」

「抱きしめたらいいんじゃない?」

「…………は?」

「健康なんだからできるよね?」

「…………ん?」

「健康な体を使った声で抱きしめたらいいんだよ」

「わたくしの声だけで良いの?」

「ボクの身体はご覧の通り、人に触れる事すら出来ない。けれど、あの人はボクの小さな声を聴きながら、この声を抱きしめてくれた。さも、当たり前のように」

「これが成功者の声」

「その代わり、たった一言の心地よい重みのアイシテルを言うために、惜しげも無く時間と命を使う。抱きしめるに近い愛の種を植えるためにね。ボクはそれを学び、愛の種を開花させ、脅威を一掃する力を備えた」

「あなたは変われたのか、わたくしも変わりたい」

「そうこなくっちゃ。ちょうど新しい思考回転をしたかったんだ。噂通り、あなたは傲慢で謙虚で面倒臭くて素直だ」

「言葉の意味がちぐはぐだ」

「一緒に、言葉に熱を込めよう。受け取った声を抱きしめて愛を生み出そう。いつか思い切り、めいっぱい愛を込めて愛してるを言おう。まずは心の中で呟いても良い。ボクらの言葉は、勝利と加護に導く最大の武器なのだから」

「わかった。共にわたくしの愛しい民ごと、あの人を勝利に導き愛して護ろう」


posted by ユーリー at 16:08 | 誇り高く美しい瞳

2019年05月08日

誇りはあっても、高いも低いも気にしない仲間。


「やあ、久しぶり。随分かっこよくなったね」

「ありがとうごさいます。相変わらず、可の人に振り回されているのですか?」

「よしてよ、何も言い返せない」

「僕、気づいたことがあるんです。迷いましたけど、あなたならきっと受け止められると思って言いますね」

「この前、あの子にも同じことを言われたような…」

「可の人は、強きものと勝負したいから、あなたの弱さを受け入れる強さを強化した」

「自分より強いやつと勝負すること以外に、成長することは無理なの?」

「アテナ女神の末裔ですよ、無理では?」

「面倒な血族個性だな…」

「面倒くさいひと、お好きですよね?」

「答えたくないな」

「アテナの末裔は今を変え続けようとする変革意識の高い血。勝負好きなのに勝利に満足しない。挑み続ける自分にしか興味がない」

「今の血は他の種族と少し混じっているけどね」

「自分をそのままを愛することなんてできないのが、アテナの血です」

「変わり続ける自分しか愛せないなんて」

「停滞していても、動き出しても、そのままを愛せるのは、弱さを受け入れた人のみができる愛の表現」

「みんなはできないの?」

「できませんよ。ご自分をなんだと思ってるんですか」

「名前もない村人Aかな?」

「あまり現実見ないと僕も怒りますよ」

「ごめん。でも息するより普通のことだから」

「あなたがいることで、何もしない時や負けた時の自身を、劣等感などを浄化できるから」

「強制浄化能力は珍しいものではないけど」

「弱さを受け入れることに特化したのは少ないです」

「愛の先にある弱さなら、個性になって人々を照らすくらい輝くのだけどね」

「可の人がいつ気づくか、ですね。お気をつけください、あなたはつい出来心で、命をかけがちです」

「わかった。カッコよくなっていく君を見るのを楽しみにしているよ、またね」

「あなたが息するだけで、僕達の『変わりたい衝動』を焚き付けてしまうことに、いつ気づくのか…」


posted by ユーリー at 21:57 | 誇り高く美しい瞳

獣の眼と子狸まん丸おめ目。


こんなはずではなかったと、
あなたの前で何度思ったことか。

まず、
あなたが私に注目することも予想外。

次に、
あなたが私について来たのも予想外。

でも一番予想外なのは、
あなたより私の方が
眼光鋭くなったということ。


あのね、
私はあなたの目をまっすぐ見るために、
この瞳を鋭くすることを覚えたんだよ?

それがどうしたんだい?

あなたの瞳は鋭さを迷った
小狸のような眼差し。

あなたは言った、
この瞳がわたくしの弱さなのだと。

黒目を丸く見開いて、瞬きを幾度かする。

あなたは賢いから
自分からトリックを解説し始めた。


『わたくしが王族の頃、
2つの目を手に入れた。

獣のような気高く鋭い眼光と、
コダヌキのような可愛いまんまる目。

獣の目は気高さを守るために、
コダヌキの瞳は協力者を募るために。

2つの瞳は、
2つがあってこそ、輝いていられる。』


あなたはこう言った。

コダヌキのような目で
あなたは自分のやりたいことを
協力してくれるものたちを引き寄せていたのに。

しかし、私に出会ったことで、
ダンスと剣の稽古の時にしか見せなかった獣の瞳を、
王座の間で披露してしまったと。


「獣の瞳に焼き殺された人は?」

「一人も。あなた以外、思い切り見つめたことなどない」

「私は焼き尽くしても良かったと?」

「なぜか、あなたなら受け止めてくれると幻想した」

「いつもは獣の目を隠すの?」

「王座に憧れる人々に嫌われたくない」

「馬鹿だな、嫌いになんてならないよ」

「なら、この不安はどこから来るの?」

「人の評価の上で誇りを作って来たからだよ」

「あぁ、それは…言い訳が、できない….」

「評価は誇りと同じ。丁寧に歩いていれば、後ろについて来るものだよ」

「あなたはわたくしが、どう見えているの?」

「嫌われたくなくて、たまらない。誇り強く怖くて臆病な面白い人」

「ありのままのわたくし…あなたの言葉そのもの」


こんなに強くて美しい人なのに、
そのままの自分を認めるのが怖いらしい。

だから私は、彼女にひとつ呟いた。

「とても人間らしくて、素敵だよ」

不敵にふふっと笑うと、
頭を抱えながらあなたは剣を抜く。

「酔狂なモノたちに愛されるのも、面白い」

あなたは自分は面白さを選んだと、
森の奥地まで響く声で、宣言した。

ごめんね、森にいる小ぎつねたち、
悪気はなかったんだよ。

森でこうして叫んで宣言することが
愛するものたちに向けた
唯一の告白みたいなものだから。

少しだけ許してほしい。

あんなに大きな声を張り上げなくても、
みんな好きだよの一言でいいのにね?

しばらく己の愛の誓いを
愛する人たちに叫びつづける様を見ながら
暮れていく日を浴びた。

posted by ユーリー at 18:47 | 誇り高く美しい瞳