2018年04月24日

光の戦士は地球の家族になった。

謎を解けば、光と闇の戦いが終わると。

神に教わり、僕らは地球を支配しようとする
闇と何世代にわたって生まれ変わり戦った。


いっそのこと、
根こそぎの謎を解き明かそうとしたその時……

闇の力は光の力と共に去って行った。


残された光の戦士、
勝利を讃える神も消えた。


最初の戦いの火蓋が落とされた理由を
途中から聞くのをやめた。

光の戦士達が捧げた人生は全て
光と闇のどちらが地球という女性をめとるか。

そんなことだった。


戦士たちは。

光も闇も。

両方の神から見放された。

ぼくらボッチになった。


何も崇める空がなくなると
地球が微笑みかける。

「可愛い私の家族。
あなたとの生活がようやく始まります」

「星よ、どういうことですか。」

「光と闇の神が星をめとろうとして、
ここで終止符が打たれました」


僕らはわかっていた。
いや、わからないようにされていたことを
今、わかってしまった。

「でも、本当はあなた達が欲しかったのです。
そのために、地球をめとろうとしたのです」

僕らはわかっていなかった。
いや、わかろうとしたけれどわからなくて
今、知ってしまった。


戸惑う側に星は来て、僕らに聞いた


「どうして、諦めなかったのですか?」

「なぜなら僕らは、存在しているからです。
存在している限り、諦めるという選択肢がない。
それが地球の勇者の遺伝子です」

僕らはわかっていく。
自分の内側から言葉が溢れていく。


ああ、これが「あいつら」が
欲しがっていたものなのか。

ああ、これが「ぼくら」が
手にして育てた魂だったのか。


魂は戦いによって育てられるものでなく、
戦いによって魂を忘れていただけなんだ。


僕らは可愛い家族と呼んだこの星で、
ようやく1つ星の下、幸せに暮らした。


posted by さゆり at 21:20 | スピリチュアルの解放

2018年04月20日

勇気を出して、素直に手を取り、感謝を与える循環の輪に還ろう。

いつもこう思っている。

生産性のある人になりたい、と。

エネルギーを増幅することを手伝いたい、と。

自分自身が成長して、
自分を応援する人たちも一緒に成長したいと。


ひとつの時代が終わる。

彼と彼の関わって少し疲れてしまった人々の
コミニティの時代が終わる。


終わりは始まりのエネルギーが生まれる。

これからだよ、きっと面白いことになる。


大丈夫。

もしも、おかしいな循環の中にいたとしても。

差し伸べる人の手を見つけることができたのなら、
いつでも抜けられる。


手を取ればいい、素直に。

自分の人生を応援してくれる人に出会える。

救済という名の応援者の数は年々増えている。

差し伸べる手は増え続けている。


きっと未来は大丈夫。

あとは人生を切り開き、
勇気を持って人生を生きようとするだけだ。

posted by さゆり at 20:28 | スピリチュアルの解放

2018年04月19日

最後には愛しか残らなかった。


満員電車、高い湿度。

遠慮のない人が放つくしゃみ・・・

車内はいつも何か、熱く。


ここは暑いくせに、
人の冷たい感情から何かを生み出す。


こうして毎日、仕事へ赴いているが
どうして毎朝の出かけはギリギリなのだろう。

気分を変えて帰り道のコースを変えたら、
そんなに代わり映えもなく。


なぜ、私は変化を求めるのだろう。


私は友人とコーヒー片手に語らった。

「なぜ人は変化を求めるのだろう」

するととんでもない答えが私を出迎えた。

「モテたいからに決まってるだろ?」


モテたい・・・から・・・


ああ、そうか。

私がこうして毎日、
時間ぴったりに仕事に赴くのは、
信頼、人気、注目を浴び、愛されたいのだと。

その先に、その結果のさきに、
きっと愛があるのだと教わり信じていたのだ、と。


私は友人と紅茶を片手に語らった。

「愛を得るにはどうしたらいいのだろう」

「もうあるだろう?」


友人は私の手とジャスミン茶に触れて語った。

「こんな話を真面目にできる、友が大切だ」


結果を求める先には愛は存在していなかった。

結果を求めようと歩く途中に転がっている。


そうして給料という名の報酬を受け取り、
カフェのレジに手渡したあと。

私たちには愛しか残らなかった。

posted by さゆり at 10:10 | 命の解放

2018年04月12日

美しさがそこにあるように。

美しさと魅惑の微笑みに
あぐらをかいていたお姫様がいた。

なあに、彼女は計算高い。

いずれ老いゆく美しさにも幻滅しない伴侶を探すため、
わざとドレスに大股開きで座ってみせたのだ。


求婚を迫ったかの王子たちはこう申しあげた。

「ああ、魅惑的な姫よ。
あなたは美しいだけでなく荒々しい力強さを見せる」


賞賛の声が鳴り止まぬ、
人はほとほと、自分の想像を裏切るもとに期待をかける。

ドレスに隠れたこの脚が、
子鹿ほどの細さしかないことを彼らは期待している。

瞳に隠した偽りの強さが、
子犬一匹痛めつけられぬことを彼らは期待している。

自分の都合の良いように、
産み親から与えられた美しき顔から
すべてを理想で想像して期待してく。


しかし、私にかけた
王子たちの期待もそれまでであった。

私が子供が埋めぬ体と知った。
彼らとの謁見はことなくして消滅していった。


二人の王子が現れた。

「たまに、普通に座る美しいお前もみてみたいな」と笑った。

「たまに、普通に座って周りを驚かせよう」と笑った。


彼らは二人とも親友であった。

そしてわたしは彼らの友となった。


私が子供を埋めぬ体と知ったあとですら、
彼らは良き友人でいてくれた。

彼らに私のことを尋ねると、
こんなことばを返してくれた。


「お前の女らしさなんかに期待してないな」

「そうだとも、友達が愛されているのはいいものだ」


「お前と何か楽しいことができることに期待している」

「そうだとも、友達と楽しく成長できるのはいいものだ」


勇気は今こそ出すべきだ、
彼らとの友情を彼らと同じように言葉で示そう。

「さあ、いってみろ」

「お前が俺たちに期待していることはなんだ」


今まで期待してないそぶりを見せた私を正直に話して、
笑って許してもらうのだ。


「ずっと側で笑っていてほしいと期待してるわ」

結局、私も彼らに
何も期待してなかったわけではなかったんだ。

期待される心地よさを知ったわたしに何も恐れはない。

もちろんだとも、もちろんいいさと。

肩を組みながら、私たちは城を去った。

posted by さゆり at 11:22 | スピリチュアルの解放

2018年04月09日

最後の一雫は体を冷やしもするし温めもする。

飲み干したあとの一雫を飲もうと、
必死にカップを覗き込む。

必死になるわたしをよそに、
一雫だけじゃなく二雫もポタポタと
テーブルに滴り落ちる。

ある日こんなことを考えた。

残ったカップの唇に救いきれない水滴跡、
コーヒー占いのように模様の描きを見て、
私を占うのだ。

なになに、どおれどれ。

声消えて離れた恋人、
声届かぬ仕事の想い、
声発せず感謝の言葉。


冷え切ったコーヒーの一雫を飲み干すと
しゅうっと喉の奥が静まり返る。

ああ、わたしには語釈が足りない。

わたしには励ます語釈がない。


喉を通り過ぎた冷たいコーヒーは
わたしの背筋を冷やす。

そんなわたしは
しばらくコーヒー占いを封印したんだ。



「ねえ、コーヒー占いって知ってる?」

無邪気に彼女は答えた。

「ああ。知ってるよ」

興味なさそうに答える。


なるべく耳を開かないように、
おそらく最期の一滴まで、
すべからく何事も起きないよう祈りながら。

わたしは半ば心は必死に
大切な彼女のまえで丁寧に
カップのコーヒーを飲み干す。

「最後を丁寧に飲む人って素敵ね」

冷え切ったコーヒーの最期の一雫が、
喉を通り過ぎた。


ああ、わたしには語釈が足りない。

わたしには愛をつぶやく語釈が足りない。


喉を通り過ぎた冷たいコーヒーは
なぜか全身を温めた。


今は、少しだけ、
消えてしまう最後の一滴を楽しめる。

posted by さゆり at 06:53 | 命の解放