2016年05月01日

「心の針を抜く勇気を思い出すんだ。」


誰だって目を背けたい。

痛い間、そういつだって。

黙っていれば、
痛みは通り過ぎていく。

ほとんどは通り過ぎていく。


通り過ぎたふりをしてくれた。

でも、ほんとうに痛みはだめ。


痛みだけ通り過ぎて、
心に針が打ち付けられた。


私は何度も痛みをやり過ごしすぎて、

避けるたびに、
針は待ち針の針刺しみたいになって。


ちいさな心臓にたくさんの針が
抜かれていくのを待っていた。


だけど、
それも今日でおしまい。

私はこころの針を抜くことを決意した。


一本一本抜くたびに、
痛みを思い出した。


あのときみたいに痛みはなかった。


けれど、
少し筋肉とすこしこころは痛かった。


心から溢れた痛みが
体に伝わっていくのを感じながら、

私は何度も抜いていった。



残りの針が一本になったとき。


心に針が刺さる前に
痛みに気がつけるようになっていて

体の声を聞こえるようになった。


ある日、
こんなことが自然と口からこぼれだした。


「針は消えても、
痛みを乗り越えられる勇気は二度と消えない」と。
posted by さゆり at 20:23 | 命の解放