いつか情熱は消えて無くなるもの。
思い切り燃えてしまえばいい。
私に情熱は必要ない
燃え尽きることを
覚悟決めて選択したのなら、
灰はさらに細かくなるだろう。
微細な灰はあらゆる植物に浸透する。
あらゆる草木とつながり、生命は繋がる。
細かな灰は誰もが欲しがる
急速に生命を成長させる糧となる。
私に情熱は必要ない、
人に譲れば、
ありがとうと言われながら
新しい食物をお礼に差し出す。
人から奪われたのなら、
こんなはずではなかったと
強奪者は死して灰となる。
豊かで、恐ろしいもの。それが情熱。
次の情熱が燃え出している。
早く燃やしてしまおう。
燃え尽きて人に譲っても奪われても、
私には関係のない事だ。
次の情熱が
この人生で
燃え尽きることが
叶わないのなら
炎ごと欲しがる強奪者に譲り、
欲の底を灰にするまで焼き切ろう。
私に情熱は必要ない。
今という時間を一つにした空間で遊ぶ。