それとも無視しているのか。
いいや、
私たちには見えているはず。
見えているはずなんだ。
どうして、何もなかったことにするのか。
もうどこにもないと、してしまいがちなのか。
どうしてそのまま留まっているのか。
どうせなら動き出して仕舞えばいいのに。
大きなことを大成しないと、
大きな決め事の話し合いも、
立場を上に置く人々と出会えないとも思っているのか。
いいや、出会うことさえ叶わないはずはない。
出会うことくらいはできるはず。
広いコンサート会場から
遠い客席までの間くらいの距離は見えているはずだし、
その人が感じている照明の熱さも、
ほんの少し、あなた達の目に焼き付いているはずなんだ。
あなた達は恐れているのか。
それとも望んでいるのか。
いいや、いずれも欲しいのだろう。
スリルと達成を
どちらも欲しいのだろう。
大丈夫、死にはしないさ。
あなた達は私たちよりも寿命が長い、
健康体だ。
この体を見てごらん、貧血の毎日だった。
頭痛の毎日だった。
悪夢で寝不足の毎日だった。
感受性強すぎるエナジーボディ、
この地上でいいことなんてほんの少しだった。
ごらん、今の私の身体を。
なぜか健康になってしまっていく。
なぜか応援されてしまう。
なぜか好奇心持たれてしまう
なぜか生き続けてしまう。
どうかあなた達にも、
このくだらないと言われた
私たちの考え方を受け入れてほしい。
全部じゃなくていい、
一部でいいんだ。
少しづつ楽になれるよ。
気を遣わなくていい、
真実だけでいいんだ。
少しづつ馴染んでいく。
いっそ無知を知ればいい、
無知でいいんだよ。
あなた方は少しづつ賢く強く優しくなっていく。

まずはこれから変わっていこう。
あなた方が壁にぶつかったと思った壁を
私たちはそれが作ろうとされる瞬間からぶち壊そう。
得意なんだよ、そういう壁の壊し方。
私たちは壊す道具と創作する道具の二つを持っている。
私たちはあなた方にとって、
この重たい道具を使って
壁を壊そう。
あなた方に私たちは
私たちの道具を貸そう。
使い方を教えよう。
さあ、壊して創ろう。
基盤は既に壊れている。
あとは自分の恐怖で
作ってしまった壁を壊すだけ。
創造する基盤を私たちで作ろう、
あなた方は既に何を作りたいか
はっきりと見えて、
知っているのだから。
私たちは共に創作していく時間枠へ入る。