地上の世界なんてどうでもよくて、地下のコミニティーでうまいこと楽しいことやってしまった。
地上はずいぶん昔に音楽を失った。
何故かって?

地上の連中はいろんな考え方の派閥争いで、みんな、ほとんど、居亡くなってしまったから。
今、どうやら、僕らの楽しげな音楽を聴きに、地下に潜ろうとしている。
過去、地上で亡くなった人が作った音楽を、心を取り戻す音楽を、もう一度作ろうとしている。
僕らはノーサンキューだ。協力したくない。
何故かって?
地上の連中は感性の派閥争いで、みんな、ほとんど、音を無くしてしまったから。
地上が競争が好きなのはわかっている。僕らも時々ゲームで遊ぶ。
でもずっと競争は嫌いだ。僕らは時々独りの時間をつくる。
地上が一人が嫌いなのは知っている。僕らも時々寂しくて。
でも一人が大好きだ。僕らはいつも出会いと孤独を重ねてる。
あぁ、もう時間だ。
嫌だ嫌だといいながら、地上の人たちが僕らの住まう場所まで穴を掘ってきている。
僕らも受け入れ始めてる。僕はいつか出会ってしまうんだ。
寂しいを拗らして争ってしまったことを反省する人と、
寂しいを当たり前にしてしまった人が目覚める人。
僕らは出会って、足りない部分を反省して、満たし合い、目覚めてしまうんだ。
僕はずっとここで良かった。
でも、きっと未来は地上と地下を行ったり来たりする。
やっぱり協力なんてしない。
だけども、僕はとびきりな孤独を受け入れた人を魅力的に感じてしまうだろう。
しばらく、一緒に音楽なんて作らない。
そして、僕はとびきりな孤独を感じた人から閃きを得るのだろう。
まして、競争なんて絶対したくない。
僕らはひとり同士、別々の音楽を作りながら、並走して繋がり合うんだ。
だけど、愛だけは瞬間に刻むんだ。
互いが幸せでいるために、互いを愛するために、互いの愛が本当の意味で出会うために。
そうだな、他に言うべきことは?
うん、愚痴を吐き出す時間はまだあるかな?
いや、まだ言い訳できるかも?
あともう少し、出会わないでいい理由を探せるかな?

どうやら、地上の一人がここまで到達しちゃったみたいだ。
僕は受け入れた。
地上で生き残った彼女達の気高く、強く、賢く綺麗な孤独を受け入れよう。
今から、此処から、僕らはあの美しい孤独を目撃し、新しい音を創り出す。
【種を蒔いた大地に生きた人の最新記事】