光自身になると走っていく背中の人達を追った。
まるで恋するように同じ人を応援する人々と共に同じ人へエールを送った。
でも最期まで走れなかった。だって憧れてる人はこういうんだもの。
「あなたより先に神様って名付けられただけ」
「あなたもこれから光になろうとしているよ」
「あなたの恋はもう愛に変わってしまってる」
別に神様が欲しいわけでも、
光が見たいわけでも、
恋をしたかったわけでもない。
私は、ただ、全ての憧れてる存在は
元は私たち同じ人間だったのだと
はっと気づいてしまう。
気づけば、ただの同じ人になる。
憧れてるよりも、同じ人間になってしまうんだから。
私の憧れは事実を目の前に、
退けること難しくて、一旦全てが崩れ去る。
目覚めれば、
有るのはあの人が居るという真実だけとなる。
私は事実も真実も曖昧のままにしてなんか居られなくなる。
人は逃げられない時、覚悟を決めてみるものだから。
そういう憧れに出会う度に覚悟を決めていく。
でも今の憧れも、きっともうすぐ真実にたどり着く。
どうかその時まであなたに幻想を抱かせてください、と。
一通り幻想を楽しんだあと、
私は憧れだった人々の幸せを叶えるため、
現実を動かしていくのだ。
さぁ、次は今の現実を共に動かす時。
残念ながら過去の幻想では楽しめない。
私たちはここに、未来の場所を共につくっている。