2025年07月16日

愛情の首輪

あぁ、なんてことだ。
王冠を手にして、君は命に首輪をかける力を得てしまったのか。

望んでかけられたとはいえ、
首輪をつけたみんなが貴女に注目し続けている。

みんなの期待が怖いのか?
みんなの孤独が見えるのか?
それとも、みんなではなく、恐る大きな塊に見えるのか。

いいかい?

首輪をかけるということはね、
命を預けられちゃうってことなんだ。

命っていうのはね、
可愛ければ可愛いほど重たくなるもんなんだよ。

わかるかい?

重たい命っていうのはね、
一人で持っちゃいけないものなんだ。

一人で抱えてしまうとね、
抱え続けるほど心が削れていくんだよ。

どうしてそんなに、大勢に首輪をかけてしまったんだ。

私を見てご覧、
そんな恐ろしいこと怖くて首輪なんてしてない。

命を預けたいんだと叫ばれそうになったら、
笑いながら逃げてしまう。

あぁ、どうして。
君はたくさんの命に首輪をかけてしまったんだ。

私が手伝えることは、
彼らの掛けられた首輪の鍵を外すことくらい。
いつでもあなたが首輪が外しやすいようにするだけだ。

首輪っていうのはね、掛けた本人でないと解けないんだよ。
貴女に忠を尽くしますと誓った誓いそのもの。

一時の気まぐれで外れないように、貴女以外外せないように、
命より大事すると決めた誓いそのものなのだから。


私は貴女の首輪を着けるつもりはないよ。
貴女に預けるほど立派な命なんて持っちゃいない。

貴女は私に首輪をかけられないよ。
私が貴女に首輪をかけるなんてことはあるんだろうか?

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誰かに首輪をかけるということは、
仲間が増えることであり、
逆に首輪をかけられて得られる無情で無性の愛を
獲得することはできない。


貴女が決めた人生だ、私は何も言わない。
でも、手伝うことはできる。

なぜなら、私は首輪をかけられることも、
かけることもできない人間そのものなのだから。

どの立場に貴女がいても、どの立場に私が動いても、
世間は何も騒がないし、気にも留めない。


さて、どうする?

そうだな、まずとりあえず、何でもない話をしよう。

そこから、
貴女の心を取り戻し、
目の前の視界をもう少しだけ
よく見えるようにしてみせるよ。

まず、私ができることは・・・

あぁ、限界だ。疲れたな。
また明日でいいかな?
いろんな立場を行き来するのは骨が折れる。


明日、お茶とレコードを用意しておくからね。
話したい話題から、何でもない話題から、貴女を取り戻そう。

posted by ユーリー at 07:47 | 日記