2026年01月20日

掴んだその手を離さない。

私には理解できません。

一番ではないにしろあなたは名誉を手に入れた
英雄ではないけどすでに何度か勇気は出した。
愛は恥ずかしくて語れなくても好きを行動し続けている。

どうしてこの手を握りたいと言うのだろうか。

ご覧ください。
手を繋いで欲しいと独り言を言うだけで、
見知った道には手を差し出す人ばかりだ。

なぜこの声に触れてみたいと望むのだろうか。

聞こえてくるでしょう。
話しかけてと独り言を言わなくても
通う場所で声をかけて挨拶をする人ばかりだ。

私の手が癒しの手に見えますか。
私の声が天啓に聞こえますか。
なんの特別なものなんてありゃしない。

私には肉体と精神しか有らず
魂なんてカッコ良く定義付けられるほど立派な心を宿してない。

卑下してるわけじゃない。
すべてこれがほんとのこと。
すべてこれはそのまんま。

そのままの私で、
そのままのあたしを
受け止めてほしいとあなたは欲する。

どこで噂を聞いたのかわかりませんが、
私は救う人ではなく、まして立派なんて程遠い。
この時代にあるべくして生まれた能力。
つまらない事で慰め合う為の言葉を知っている人間。

店の扉を開けて出た道が思ったより寒かった。
思いの外に睡魔に負けて寝てしまった。
あの時はこうやってお礼を言えば良かった。

毎日続く小さな後悔を慰め合うことが嬉しくて、
少しづつ得意になっていった。

あなたに集まってくる仕事。
立派な仕事、愛してると言う呟き、期待される余生
数々の成功があなたの小さな後悔を癒すほどに、
なぜあなたの幸せは凌駕しないのだろう。

なんですって?はっきりいってください。


ー大きな幸せは小さな後悔を覆い被せることしかできない。
包み込んで温めたとしても消せない。
小さな後悔の思い出はまた冷えていくー


確かに。
私はあなたよりも小さな後悔を消し続ける時を刻むのが
あなたより少しだけ得意です。

わかりました。
あなたの小さな後悔には私から少しだけ強く手を握りましょう。

せめて季節を一つ越えるまで。せめて寒い冬を超えるまで。
この手を繋ぎながら、あの花が咲くまで待ちましょう。

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春が来て、花畑を抜けて、新緑の森へ。
ひとりよりも私の側に居たいのなら、
あなたから私の手を取り、夏に連れて行ってください。

約束ですよ?
私はこの冬、掴んだ手をあなたの手を離さない。

posted by ユーリー at 20:43 | 命の解放