2020年07月10日

変化と安息の時間。

「心配で仕方がないよ。あんな、あんな風に、つまらない人間になっちゃうと思うと心配なんだ。

だから、毎日、達成感を感じるために努力してる。動き続ける。

結果なんて、もはや求めてない。名声なんて、もう欲しくない。成功者ともてはやされることなんて、必要としてない。

不安でたまらないよ。あれほど、あれほどまでに、変化を感じられないと思うと不安だ。

安全なんて、もはや求めてない。変化し続けるという未来に安心し尽くしたい。変化を感じることができるという確信を得ていたい。

ねえ、君はどうして何もしてなくても、君の世界が動き続けるの?

歩いているだけで、紅茶を飲むだけで変化はやってくるの?

君のそばにいれば、僕はつまらなくならない。君が世界にいれば、僕は安心できるんだ

ねえ!聞いてる!僕は世界に何も求めてない、教えて欲しいんだ!

僕が存在してるだけで、周りが変化してしまう場所を教えて欲しい。」

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「面白くて仕方がないよ。君が次に何をするか、おもしろくてしょうがない。

あなたは世界にとって優秀で、心配も不安もない人間。の、くせに、自分がつまらないことに我慢がならないなんて、なんて面白い人。

わかるよ、結果は一瞬だ。記憶からなくなれば消えてしまう。知ってるよ、名声は儚い。無くす時が切なくてたまらない。不思議だよ、成功は不思議だ。自分が成功しているときは気づかないんだから。

なぜ、私の周りの世界は動き続けるのか。わからないんだ。ただ、変化のある方へ視線を向けているだけなんだ。

強い支配者も強い権力を維持できないし、弱い大衆が弱音を吐いていられなくなる。怖がられて嫌われることもあるし、励まされたと好かれることもある。

でも……あなたの聞きたいことこんなコトバじゃないよね?

大丈夫、もう平気。だって私の淹れたコーヒーをあなたが飲み、私と夢を何度も語ってしまったから。最低でも十年はつまらなくならないよ?

問題ない、もう充分。いまはあなたの淹れた紅茶を私が飲み、あなたと夢を何年も語り続けたから。最低でも百年は魂が満たされる。

あなたは変化を欲しがって、私は世界に求めていた。

息をするだけで変化してしまう私のこと、教えてあげられない、ごめんなさい。

でも、変化と安息が重なり合う場所に、あなたが変化から得られる本物の願いが見つかると思うの。

互いの時間を重ね合い、この先の未来、私が知りたいあなたの本当の願いを教えてね」

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posted by ユーリー at 05:33 | スピリチュアルの解放

2020年06月10日

光にも闇にも染まらない未来の若者。

光と闇にしか行き場のない者になるな。

私たちは中間を行き来する不安定で不確かな遺伝子を持っているのだから。有効に使わないのなら、肉体などいらぬと思え。

肉体は多くすべからく、望んで手に入れた者しか手になどしない。魂を安定させる器など、虚空の果ても知らぬ宇宙に幾兆もあるのだから。

光に戻りたいものなどのために振り返ることなかれ、先行く道を見ろ。
闇に染めたいものなどのために前に視線を移すな、歩いてきた足跡を見ろ。

宇宙の創造は予感もできぬ、色ない白いままの不安定な未来を選んだ。
宇宙の歴史は記録すら捨て、一色の黒く塗りつぶされた安定して安全な過去を捨てた。

繰り返されることのない歴史にするために、私たちの不安定で不確かな遺伝子、心というものから決断する選択を望んだのだから。

我々はただ、生きるのみ、生きて己を受け入れ、変わりたいままに変わって征ける。

光にも闇にも行こう。どちらも染まることができる、どちらも染まらぬこともできる。

どちらも、染まり切ることがない存在を楽しめ。

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posted by ユーリー at 02:30 | 槍を持つ勇気ある青年

2020年04月23日

剣を持つ女神の詩集

生きる上であなた方は何も知らなくていい。

残酷さを目視しなくてもいい。

ただ、自分の個性を大切にする者を愛すればいい。

けれど、わざわざ暗部を理解したくなるのは、
沢山の情報に裏切られたせい。

生々しさを見るのは、今度こそはと、虚構ではなく、
明晰な現実を体感したいから。


己の祈りの非力さと偉大さの両方を素直にみよ。

本当に癒したいものに影響したか、
自身の心と身体で結果を発見せよ。

誰かの報告のみ結果とする者たちよ。

我々ははっきりと心根深く軽蔑する。

祈ったのなら結果を体験できるまで検証すること。

しないなら祈る前に命の限り日常を愛せ。

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今は、美しい人にどんなに尊敬を感じても、
己の生命に最大限、自尊心を注ぐ時。

今日だけは、
どんなに気高い勇者の号令を見ても、
心から動かねば従ってはいけない。

無視するな、あなたの感覚を知れ。

今日という日をあなたから始まれ。

せめて今日だけは、次元風に飲まれてはならない。


光が既に在る処に、
宵のランタンに虫がたかるようになるな。

光がない処に光りを創り出せ。

魂に合わない光に無理やり合わせるな。

遠い光を一つ一つ集め、己の生み出した小さな光と化合させよ。

光に飲み込まれるな、創る者になれ。

我々はたとえこの身が消えても創り出す者の側にいる。


詩だけでは、
言葉だけでは、
癒し程度で人は混沌から救えない。

祈りだけでは、
想いだけでは、
情熱程度で人は停滞は抜け出せない。

全ての慣れ親しんだ光を捨て去り、
新しく光を創り出そうとした者が、
復活の光を松明に火を灯す。

生き様こそが権力と支配を燃やし尽くし消滅させる。

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女神たちの叫びは、
決して痛みが起こった思い出を分解して、
どれが痛みの原因かであるかを
理解してほしいと願って唱えたわけではない。

相手を理解したという達成感は
本人の成長には役に立つが、
我々は成長しないし、
我々にエネルギーは注がれない。

我々が叫び求める美しきエクスタシィとは、
たった独りで想うことになっても、
愛してみたいとする者の出逢いだ。

垣根を乗り越えなければならない。
愛したい者に出逢いに行くために。

我々の鋭い気高き剣は、
垣根を橋渡しする者達を救い、
共に自由に大空を飛ぶ者のためにある。

posted by ユーリー at 02:45 | スピリチュアルの解放

2020年03月23日

女神の返答。

ねえ、不安なの。手を握っていて。

ほんとはあなたの家へ行きたいわ。

でも今はまだ風が強すぎる。
あたしは平気でも、あなたが吹き飛ばされてしまう。


大きな声で叫んだわ。

あなたがあたしの願いを叫べって言ったのだもの
おかげで風はびゅうびゅう吹き荒れた。

あなたったら風が強いと家から出ないんだもの。
だからあたしから、会いに行かなくちゃ。


ねえ、離れそうよ。強く握っていて。

ほんとはあなたの家へ行きたいわ。

あなたは傍に抱きしめる人がいるのに
あたしの胸は独りキリなんて不自然よ。

一緒にいるのが自然だわ。
だからあたし達は、出会わなくちゃ。

食事やお茶の約束はいらない。
お散歩なんて過程はいらない。


どうしてあたし、神様なんてなったんだろう。

美しければ人が集まり、
気高ければ尊敬されて、
聡明であれば話を聞いてくれると思ってた。

なぜ人が集まってもあたしを見てくれないの?
なぜ尊敬されても崇拝されるだけなの?
どうして、聞くだけで話しかけてくれないの?

あなたは何にもない癖に、独りではない。
やはり不自然よ、あたしたちはより近づくべきだわ。

あたしは確固たる存在であるのに、
あなたはどこまでも中途半端な存在。

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ねえ、もっと来て。中途半端なあなたが必要なの。

女神の形を作り上げてきたあたしには
あなたのような形が定まらない時間が必要なの。


あなたとあたし、二人が一緒がいいの。

世界の中で不器用を愛せる二人でいられることが、
自然で、自由と呼べるものなのよ。

posted by ユーリー at 06:01 | スピリチュアルの解放

2020年03月18日

女神は私の叫びを受け入れた。

勇気を持ってと言っているわりに、
私たちに豊かさを与えているわりに、
愛していると言ってるわりに。

女神よ。

あなたは勇気を出していない、
私たちと愛と共に燃えてしまってもいいという
勢いが足りない。

豊かさを配るわりには、
豊かさを受け取らない。

愛してるというくせに、
愛を全霊で素直に受け取れない。

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これを阻むものは、
愛される存在を失う恐れだ。

絶望を怖がるくらいなら、
絶望の前で全力を示してから
燃え尽きて仕舞えばいい。

燃やす覚悟が足りない?いいや違う。
信じる覚悟が足りない?そうじゃない。

愛するということは、
愛される自分を
どんな時でも信じてあげることだ。

実際私は、
あなたを愛することに自信がない。

けれども私は、
あなたに愛されている自信がある。


女神の圧倒的な豊かさを持って、
叶えたい夢を叶えてくれるのは嬉しい。

でも私はあなたの夢を聞きたい。

あなたと叶えたい夢を語りたい。
夢を叶えた後に起こる絶望、喜び、学び合えたことを
語る時間こそ、私の宝物なんだ。

あなたと夢を語り合いたい、
夢を叶えた後の感情を
どんな時でもどんな瞬間でも
感じ合いたい。

それが私の愛したいものだ。

あなたにそれがないのなら、
私はあなたを愛せない。

私は愛したいものために存在を懸けて戦う。
人間として生き残る。
この星の大地を培う。
あなたの愛を宇宙全てに伝える。

それが私の愛するってことだ。
愛を全て受け止めて欲しくて、
自分の願いを夢をないがしろにしてる。

世界平和なんて
相思相愛なんて
未来有望なんて
あなたの願いは
そんなに生易しいものじゃない。

今まであなたの愛するものが馬鹿にされて
悔し涙を流したあの日を鮮明に思い出せばいい。

悔しかった、
憎らしかった、
絶望した気持ちを思い出し、
己の発言の建前を守るために
事を行なった連中の首を残らず取ればいい。

あなたの焔の果てが見えない
情熱の前にしてみたら
それくらいが相応だ。


私たちに全力で愛されたいのなら、
愛を受けとめてほしいなら、
理路整然とした人々の願いなんて構うな。

もっと自分に正直に、叫べ!
何を感じたいのか、向こう見ずに叫べ!

何を愛したいか叫べ!

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世の中のことなんて気にするな、
近い日附にあなたと叶えた夢を語り合う瞬間のために
私は生きている。


世界など知ったこっちゃない。

自分が愛せる自分の姿で
明日にはこうありたいと、叫べ!
posted by ユーリー at 19:26 | 命の解放