2020年04月23日

剣を持つ女神の詩集

生きる上であなた方は何も知らなくていい。

残酷さを目視しなくてもいい。

ただ、自分の個性を大切にする者を愛すればいい。

けれど、わざわざ暗部を理解したくなるのは、
沢山の情報に裏切られたせい。

生々しさを見るのは、今度こそはと、虚構ではなく、
明晰な現実を体感したいから。


己の祈りの非力さと偉大さの両方を素直にみよ。

本当に癒したいものに影響したか、
自身の心と身体で結果を発見せよ。

誰かの報告のみ結果とする者たちよ。

我々ははっきりと心根深く軽蔑する。

祈ったのなら結果を体験できるまで検証すること。

しないなら祈る前に命の限り日常を愛せ。

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今は、美しい人にどんなに尊敬を感じても、
己の生命に最大限、自尊心を注ぐ時。

今日だけは、
どんなに気高い勇者の号令を見ても、
心から動かねば従ってはいけない。

無視するな、あなたの感覚を知れ。

今日という日をあなたから始まれ。

せめて今日だけは、次元風に飲まれてはならない。


光が既に在る処に、
宵のランタンに虫がたかるようになるな。

光がない処に光りを創り出せ。

魂に合わない光に無理やり合わせるな。

遠い光を一つ一つ集め、己の生み出した小さな光と化合させよ。

光に飲み込まれるな、創る者になれ。

我々はたとえこの身が消えても創り出す者の側にいる。


詩だけでは、
言葉だけでは、
癒し程度で人は混沌から救えない。

祈りだけでは、
想いだけでは、
情熱程度で人は停滞は抜け出せない。

全ての慣れ親しんだ光を捨て去り、
新しく光を創り出そうとした者が、
復活の光を松明に火を灯す。

生き様こそが権力と支配を燃やし尽くし消滅させる。

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女神たちの叫びは、
決して痛みが起こった思い出を分解して、
どれが痛みの原因かであるかを
理解してほしいと願って唱えたわけではない。

相手を理解したという達成感は
本人の成長には役に立つが、
我々は成長しないし、
我々にエネルギーは注がれない。

我々が叫び求める美しきエクスタシィとは、
たった独りで想うことになっても、
愛してみたいとする者の出逢いだ。

垣根を乗り越えなければならない。
愛したい者に出逢いに行くために。

我々の鋭い気高き剣は、
垣根を橋渡しする者達を救い、
共に自由に大空を飛ぶ者のためにある。

posted by ユーリー at 02:45 | スピリチュアルの解放

2020年03月23日

女神の返答。

ねえ、不安なの。手を握っていて。

ほんとはあなたの家へ行きたいわ。

でも今はまだ風が強すぎる。
あたしは平気でも、あなたが吹き飛ばされてしまう。


大きな声で叫んだわ。

あなたがあたしの願いを叫べって言ったのだもの
おかげで風はびゅうびゅう吹き荒れた。

あなたったら風が強いと家から出ないんだもの。
だからあたしから、会いに行かなくちゃ。


ねえ、離れそうよ。強く握っていて。

ほんとはあなたの家へ行きたいわ。

あなたは傍に抱きしめる人がいるのに
あたしの胸は独りキリなんて不自然よ。

一緒にいるのが自然だわ。
だからあたし達は、出会わなくちゃ。

食事やお茶の約束はいらない。
お散歩なんて過程はいらない。


どうしてあたし、神様なんてなったんだろう。

美しければ人が集まり、
気高ければ尊敬されて、
聡明であれば話を聞いてくれると思ってた。

なぜ人が集まってもあたしを見てくれないの?
なぜ尊敬されても崇拝されるだけなの?
どうして、聞くだけで話しかけてくれないの?

あなたは何にもない癖に、独りではない。
やはり不自然よ、あたしたちはより近づくべきだわ。

あたしは確固たる存在であるのに、
あなたはどこまでも中途半端な存在。

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ねえ、もっと来て。中途半端なあなたが必要なの。

女神の形を作り上げてきたあたしには
あなたのような形が定まらない時間が必要なの。


あなたとあたし、二人が一緒がいいの。

世界の中で不器用を愛せる二人でいられることが、
自然で、自由と呼べるものなのよ。

posted by ユーリー at 06:01 | スピリチュアルの解放

2020年03月18日

女神は私の叫びを受け入れた。

勇気を持ってと言っているわりに、
私たちに豊かさを与えているわりに、
愛していると言ってるわりに。

女神よ。

あなたは勇気を出していない、
私たちと愛と共に燃えてしまってもいいという
勢いが足りない。

豊かさを配るわりには、
豊かさを受け取らない。

愛してるというくせに、
愛を全霊で素直に受け取れない。

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これを阻むものは、
愛される存在を失う恐れだ。

絶望を怖がるくらいなら、
絶望の前で全力を示してから
燃え尽きて仕舞えばいい。

燃やす覚悟が足りない?いいや違う。
信じる覚悟が足りない?そうじゃない。

愛するということは、
愛される自分を
どんな時でも信じてあげることだ。

実際私は、
あなたを愛することに自信がない。

けれども私は、
あなたに愛されている自信がある。


女神の圧倒的な豊かさを持って、
叶えたい夢を叶えてくれるのは嬉しい。

でも私はあなたの夢を聞きたい。

あなたと叶えたい夢を語りたい。
夢を叶えた後に起こる絶望、喜び、学び合えたことを
語る時間こそ、私の宝物なんだ。

あなたと夢を語り合いたい、
夢を叶えた後の感情を
どんな時でもどんな瞬間でも
感じ合いたい。

それが私の愛したいものだ。

あなたにそれがないのなら、
私はあなたを愛せない。

私は愛したいものために存在を懸けて戦う。
人間として生き残る。
この星の大地を培う。
あなたの愛を宇宙全てに伝える。

それが私の愛するってことだ。
愛を全て受け止めて欲しくて、
自分の願いを夢をないがしろにしてる。

世界平和なんて
相思相愛なんて
未来有望なんて
あなたの願いは
そんなに生易しいものじゃない。

今まであなたの愛するものが馬鹿にされて
悔し涙を流したあの日を鮮明に思い出せばいい。

悔しかった、
憎らしかった、
絶望した気持ちを思い出し、
己の発言の建前を守るために
事を行なった連中の首を残らず取ればいい。

あなたの焔の果てが見えない
情熱の前にしてみたら
それくらいが相応だ。


私たちに全力で愛されたいのなら、
愛を受けとめてほしいなら、
理路整然とした人々の願いなんて構うな。

もっと自分に正直に、叫べ!
何を感じたいのか、向こう見ずに叫べ!

何を愛したいか叫べ!

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世の中のことなんて気にするな、
近い日附にあなたと叶えた夢を語り合う瞬間のために
私は生きている。


世界など知ったこっちゃない。

自分が愛せる自分の姿で
明日にはこうありたいと、叫べ!
posted by ユーリー at 19:26 | 命の解放

2020年01月31日

情熱の燃え尽き方

消えない情熱はない、
いつか情熱は消えて無くなるもの。

思い切り燃えてしまえばいい。

私に情熱は必要ない

燃え尽きることを
覚悟決めて選択したのなら、
灰はさらに細かくなるだろう。

微細な灰はあらゆる植物に浸透する。
あらゆる草木とつながり、生命は繋がる。

細かな灰は誰もが欲しがる
急速に生命を成長させる糧となる。

私に情熱は必要ない、

人に譲れば、
ありがとうと言われながら
新しい食物をお礼に差し出す。

人から奪われたのなら、
こんなはずではなかったと
強奪者は死して灰となる。

豊かで、恐ろしいもの。それが情熱。

次の情熱が燃え出している。
早く燃やしてしまおう。

燃え尽きて人に譲っても奪われても、
私には関係のない事だ。

次の情熱が
この人生で
燃え尽きることが
叶わないのなら

炎ごと欲しがる強奪者に譲り、
欲の底を灰にするまで焼き切ろう。

私に情熱は必要ない。

今という時間を一つにした空間で遊ぶ。

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posted by ユーリー at 23:47 | 命の解放

2019年10月31日

瞬きで消えて、無限に湧いてきてしまう美しいもの。

愛を完璧に語ろうとするから、
勘違いするんだ。

予測範囲のつまらない愛で満足すると
宣言するようなものだから。

巷で
女性を下に見る男性が強いと
勘違いして尊敬されている中で、
あなたは尊敬よりも自由を選んだ。

向こう岸で
男性を立てる女性が偉いと
勘違いして尊敬される中で
あなたは尊敬よりも対等を選んだ。

愛なんてものは、
この手にしたいと
求めれば求めるほど遠のくけれど。

何故か思い出せば幸せを感じる人を
正直で素直でいられるように
まっすぐ望んだ時に手に入ってしまう。

予測外であり、自由であり、対等であり、
正直で素直でいられる人同士が
愛という不確かだった感覚に気づくと、
世界は色をつけていく。

「愛ってこんなに瞬きで消えてしまうものなの?」
「愛って無限に湧き出てくるものなの?」


こんな風に愛し合ってみるのも悪くない。

世界に色を足してみるのも良いかもしれない。

この星で生まれたような
不恰好で不確かな愛だけが、
宇宙で長く愛と教えられた正体を見付ける。

予測範囲内の愛ゆえ、
予測範囲内の成長を人々に教え続る
臆病で震える人々が見えてくるだろう。

どうせ震えるなら、
予測がつかないことに挑む時の
恐怖に震えている方がいい。

こんな大量の暖かさなど受け取り切れないと
焼き尽くされそうな愛に震えている方がいい。

好奇心だけで生き続け、
いつの間にか愛を手にしてしまった
私たちの願いはただ一つ。

愛に震えてゆくのだ。

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posted by ユーリー at 23:38 | 命の解放